新年、明けましておめでとうございます。
「青葉通一番町駅」「大町西公園駅」から徒歩7分の歯科医院、仙台一番町やながわ歯科医院です。
今年も皆さんの健康な歯をお守りすべく、より一層の努力を重ねてまいります。
2025年も、当院をどうぞよろしくお願いいたします。
さて、みなさんは歯の根元のむし歯についてご存じでしょうか。
歯の根元のむし歯は、年齢を重ねるにつれて増加する傾向があります。
これは、歯肉が後退して歯の根元が露出することが主な原因です。
40代以降になると、歯の根元がむし歯の影響を受けやすくなり、特に高齢者では、歯の根元にむし歯が見られる割合が高くなるとされています。
今回は、そんな根元のむし歯についてお話させていただきます。
根元のむし歯ってなに?
歯の根元のむし歯は「根面う蝕」(こんめんうしょく)と呼ばれ、加齢や歯周病、また強すぎる歯磨きによって、歯ぐきが後退し露出した根元部分にできるむし歯を指します。
根元のむし歯の怖さ
①進行が早い
歯の根はエナメル質で覆われていないため、歯の頭部分よりも柔らかくなっています。
そのため、むし歯の進行が早く、すぐに神経まで到達して歯の寿命を縮めることになります。
②治療が難しい
通常のむし歯より治療が難しく、場合によっては歯を大きく削る必要があります。
むし歯が象牙質に広がっていたり、歯の周りを囲むように進行している場合などでは、通常のむし歯のように病変を取り除き、詰め物や被せ物をする処置が難しくなります。
③早期発見が難しい
自覚症状が出にくいため早期発見が難しく、気づかないうちに進行してしまいます。そのままの状態にしておくと、歯が折れてしまうこともあります。
歯周病がトリガーになることも
根元のむし歯が年齢とともに増加する原因には、歯周病が関係しているといわれています。
歯周病とは、口の中に残ったプラークなどの汚れが細菌を増殖させ、歯ぐきに炎症を起こし、歯を支える骨や歯ぐきが失われる病気です。
歯周病になると歯ぐきが下がり、根元部分が露出してむし歯が起こりやすくなるため、歯周病に罹患しやすい40代以降の方は、根元のむし歯にも注意が必要になります。
根元のむし歯の予防を考える
①メインテナンスを受けましょう
定期的に歯科を受診し、お口の状態をチェックしたり、クリーニングなどのメインテナンスを受けることで予防ができます。
②フッ素を塗布する
定期検診の際、クリーニング後に高濃度のフッ素を塗布することで、歯面を強化することができます。
③毎日の丁寧な歯磨き
強いブラッシングは歯ぐきを失う原因となります。
歯科医院でブラッシング指導を受け、正しい歯磨き方法を習得しましょう。
まとめ
根元のむし歯は早期発見が難しく、治療も難しい歯科疾患です。
40代以降の方は、歯周病の予防とともに、歯の根元のむし歯にも注意が必要です。
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