こんにちは。
「大町西公園駅」「青葉通一番町駅」より徒歩7分、仙台市青葉区一番町にある歯科医院、仙台一番町やながわ歯科医院です。
みなさんは歯がしみる、といった経験はありますか。
歯がしみる症状は知覚過敏といわれます。
テレビCMなどでも知覚過敏用の歯磨きが宣伝されているくらい、日本人には多い症状のひとつで、
むし歯ではないのに歯が冷たいものや甘いものの刺激でしみる状態のことをさします。
今回はそんな知覚過敏についてお伝えしたいと思います。
なぜ知覚過敏が起こるのか
歯はエナメル質と象牙質、歯髄の3層から成り立っています。
通常、エナメル質が歯を覆う形で外部からの刺激をブロックしてくれています。
しかしなんらかの原因でエナメル質が消失し、象牙質が露出した場合、神経が集まる歯髄に刺激が伝わるようになり、
しみるという症状が現れます。
エナメル質
とても硬い組織であるエナメル質は、歯の一番外側で外部刺激から守ってくれています。
象牙質
歯の主体をなす象牙質は、内側の歯髄に向かって細い管が無数に通っている構造をしているため、この象牙質に刺激が加わると、歯髄にも伝わってしまいます。
歯髄
歯の一番中心は歯髄です。血管や神経が集まっている場所です。
どのような原因で象牙質が露出するのか
象牙質が露出する原因はさまざまです。
生まれ持った歯質の場合もあり、日々の生活習慣が影響していることもあります。
①歯ぐきが下がり、根の部分が露出した
歯の根っこの部分はエナメル質で覆われていません。
そのため、歯周病や歯磨きのクセ、加齢などにより歯ぐきの退縮が起こると、象牙質が露出してしみる症状が起こります。
◆対策
象牙質が露出した部分に知覚過敏用の薬を塗布してコーティングします。
歯ぐきに腫れや炎症がある場合は歯周病の治療を行います。
②歯にひびが入った・歯が折れた
歯に強い力がかかったことにより、歯に亀裂や破損が起こると象牙質が露出してしまいます。
その場合にも象牙質に直接外部刺激が加わることとなり、しみる症状が起こります。
◆対策
詰め物で修復を行い、象牙質が外気に触れない状態にします。
またそのままにしておくことで、そこからむし歯になることもあります。
③歯ぎしり・食いしばりによる歯のすり減り
噛み合わせが原因の場合も考えられます。
歯ぎしりや食いしばりで歯が擦り減ることで、エナメル質の部分が失われます。
すると象牙質がむき出しになりしみる症状が起こります。
◆対策
歯ぎしりや食いしばりはご自身では気が付かないことも多いため、知らず知らずのうちにしみる症状が強くなってしまうことも。
マウスピースなどで対策をしていきましょう。
④酸性の飲食物によってエナメル質が溶けた
エナメル質は酸性の環境下(pH5.5以下)で溶けはじめるという性質を持つため、
お口の中が酸性の状態が長く続くと、象牙質の露出が起こり、歯がしみるようになります。
このように酸によって歯が溶ける症状を酸蝕症といいます。
◆対策
炭酸飲料やエナジードリンク、柑橘系などの酸の強い飲食物は摂取を控えていただくことが賢明です。
歯質を強くするために、フッ素を塗布することも有効です。
ご自身でもできる対処法
知覚過敏による歯がしみる症状は、セルフケアで改善・緩和する場合もあります。
☑やわらかめの歯ブラシを選ぶ
☑ブラッシングの力をコントロールする
☑知覚過敏用の歯磨き粉を使う
☑刺激の少ない飲食物を摂る
当院では正しい力加減で行う歯磨き方法のご指導や、知覚過敏用歯磨き粉のご紹介も行っております。
歯がしみる症状のある場合には、お早めに当院までご相談ください。
当院はオンライン資格確認に対応しています
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最新の保険資格情報や受診歴、過去の処方薬などの情報を活用することが可能となります。
患者様によりよい歯科医療の提供を行ってまいります。
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